にくっぺの凸凹日記

もしかしたら子供が発達障害?相談場所をまとめてみた。

 

 

もしかしたらうちの子は何かあるのかな?

子育てって毎日が戦争です。ただでさえ意思疎通が難しい子供との生活は不安でいっぱい。
 
うちの子他の子とちょっと何か違う?そう感じた時どこに相談すればいいのかわからないですよね。
 

うちのにくっぺが、去年保育園で多動を指摘されてから、現在に至るまでの相談場所をまとめてみたいと思います。

 

 
 

最初の相談場所。市の子育て相談室

 
 
保育園で指摘を受けてから、しばらくは受け入れられず悶々とした日々を過ごしていました。
なぜなら、市の乳児検診には全く引っかかって来なかったからです。
にくっぺは良く寝る子だったので、育てにくいと思ったことがなかったからです。
 
とりあえず市の子育て相談室に電話してみました。
保育園に指摘されたこと、今までの育児の経緯など。
電話口の相談員さんは、親身に聞いてくれてはいましたが、傾聴の基本テクニック、オウム返しを駆使しているのがまるわかりで、

あ、この人専門家じゃないなっていうのがすぐわかりました。

案の状、最終的な回答は

「ちょっとマイペースなお子さんなのかな~。もう少し大きくなるなまで様子みてもいいかもね~」
などど言われ、
直感で
「あ、ここは頼りにならねぇ。」
と思いました。
 
 
 
 

再び保育園へ

 
 
やはり一日の中で大半を過ごす場所、保育園の先生にお願いして時間を作ってもらい詳しく具体的な現状を尋ねることにしました。
保育園側もこの手の問題を保護者に伝えるのは非常に気を遣うらしく、下手に伝えると逆ギレする親もいるとか。慎重に伝えているのがわかりました。

けれど一日の大半を過ごす場所であり、

保育園の先生方はそれぞれの年齢の子の平均を知るプロ

でもあります。

 
「私はリハビリの仕事をしています。この子の最善の方法を探したい。先生の気になる部分をはっきり言ってくれてかまわないです。」
 
腹をくくってそう話しました。胸の鼓動が早くなり、手に汗が出て震えるほど緊張したのを覚えています。
はっきりさせなくちゃ。
 

にくっぺは集中力が続かず、興味がうつろい、集団の遊びにほとんど参加できていない。
毎日なにかしら癇癪をおこして泣いている。
 
詳しい状況を聞いたとき、やはりショックで涙がこぼれそうになりました。
うちの子は普通じゃない。
涙声になるのを必死に我慢し、どこに相談するのが最善ですか?とたずねました。
 
そこで発達支援センターと児童精神科を教えてもらいました。
 

そのころの私の気持ちはとにかくはっきりさせたいの一心でした。

 

児童精神科へ

 
 
仕事でよく通る場所に児童精神科があるのを思い出して、ホームページを見ました。
直感でここなら大丈夫かもと電話をして予約しました。診察は2か月後。
 
診察の日、ドキドキしながら病院に向かいました。
にくっぺには、
「にくっぺが元気に育っているか、お話きいてもらうね」と説明しました。
病院はとても明るくてきれいで、でも余計な装飾もなくすっきりした部屋でした。
精神科はずいぶん敷居が低くなってるぞと感じました。
 
診察室に入ると先生が、お菓子をあけながらニコ二コ迎え入れてくれました。
「どうぞ~たべてね~」
柔らかい声でお話聞いてくれて、にくっぺにも質問しながら。
なるほどね~診断名つけるなら自閉症スペクトラム症だと思います。
 
なんかショックより、ほっとした気持ちが強かったです。

はっきりしたことで、次に進める気がしたからです。

 

 

発達支援センター

 
 
児童精神科の結果をもって発達支援センターに相談に行きました。
にくっぺは知能低下もなく、グレーゾーンの領域。手帳は取れず、市が行っている療育には入れないといわれました。

ここでは放課後デイサービスなどの情報提供、小学校の支援級との連携の話が中心でした。

 

 

まとめ&社会へ物申す

 
 
今までの相談場所をまとめてみました。
やはりグレーゾーンの子はまだまだ公的に支援の狭間の中にいると感じています。
発達障害は早期介入、早期の支援が大切と言われています。強みを伸ばし、自己肯定感を高め、適切な支援をうければ二次障害が予防できるかもしれません。
グレーゾーン領域の子が気づかれないまま大人になり、生きづらさを感じながら生活している人がたくさんいます。
 
親は普通級か?支援級か?の選択を迫られます。
ペアレントトレーニングを受けたいと尋ねても、市では主催していない言われました。
ペアレントトレーニングなんかは、発達障害の子だけでなく、一般普及していけばいいものだと思います。
育児に悩むすべての親に広めていけばいい。
 
民間療育や放課後デイサービスは自分で探さないといけません。
ただでさえ現代の子育ては孤独で不安。ワンオペ育児で頑張っているママもたくさんいます。精神的にはいっぱいいっぱいです。
そんなママたちに自分で選択しろと迫る。
ほんとにそれが子供の未来を考えている社会なのでしょうか?
素人の親にそこまで求めるのは酷です。
 
例えば介護保険のケアプランのような、適切な評価観察と親への聞き取り、ドクターや臨床心理士、セラピストの意見を合わせてマネジメントし、その子に適切な支援サービスを提案してくれる。
保育園、幼稚園、小学校に定期的に訪問、もしくは臨床心理士などの専門家が常駐し、どんな子供たちでも気軽に心の悩みを相談できる場所を作ったり、心配な子を継続的にフォローしていく。
そういうシステムが必要なのではないでしょうか?
 
社会がもっと適切な支援をしていけば、発達障害なんて言葉はそのうちなくなり、そういう人種なんだね~くらいになるのではないかと思います。
そういう未来願っています。
 
 
 
 
 
 
 

 

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