何気ない日常は意識せずに過ごしていると、どんどん通り過ぎてしまいます。
ですが、そんな何気ない日常の中に臨床に役立つコミュニケーションのヒントが隠れているものです。
すれ違っちゃった親子の会話
今朝のひとコマ。
テレビに写った霊柩車。娘「あのくるまってなんていうの?」
旦那「キャデラックだねぇ。」「霊柩車」と答えず、
「キャデラック」と車種を答えてしまう車ヲタの真骨頂をみた。— ゆみっぺ パートのママPT (@nayameruptsan) October 15, 2018
娘にくっぺがテレビに映った霊柩車を指差して、夫トミーに尋ねました。
娘にくっぺ「おとうさん、あれはなんていうくるまなの?」
夫トミー「あれはキャデラックだよ~」
娘にくっぺ「・・・・。」
ゆみっぺ「(;´・ω・)??そこはれいきゅうしゃじゃね?!」
思わずツッコんでしましました(笑)
夫トミーは車が大好きで、ほぼ全ての車の名前と年式を把握しています。
トミーは普段から車を車種と年式で呼ぶ癖があります。
私から見れば変態級の知識量なのですが、彼にとってそれはごくごく普通のことなのです。
にくっぺは、テレビに映った車が、どう働く車なのかってこと知りたかったのです。
車が好きで霊柩車と言う存在を既に知っている息子が同じ質問をしたならば、
キャデラックだよーと答えもありでしょう。
しかし、にくっぺは特に車が好きという訳ではありません。
そんな背景を考えながら話をすれば
「れいきゅう車だよ。亡くなった人を運ぶ車だよ。」
みたいな説明になったのかなと思います。
ま、私的にはおもしろかったからよしですけどねww
会話の視点が自分中心になっていないか?
私は普段訪問リハビリの理学療法士として利用者さんや家族の方とお話をする機会が多いです。
臨床で使われる専門用語などは一般の人にはなじみのない言葉です。
それに気づかずに症状を説明するときなど、専門用語を多用していると自分中心の会話の内容になってしまいます。
人間関係は、自分と相手のどちらに意識を合わせるのか?
つまり自分の視点と、相手の視点との調整です。
自分の視点では概ね自分が正しいと考えます。
相手のためと言いながら、自分本位になっていることも多々あり、そこに気づき認めることは容易ではありません。
常に相手の視点を意識しておくことが大切です。引用:療法士が変わるときに手にする本 鯨岡栄一郎 著”
私も病院で働いていた時、患者さんに説明するときにうっかり専門用語を使ってしまうという事がよくありました。
訪問リハビリで働きだしてからは利用者さん家族さんを中心に会話することがほとんどです。専門用語は使わずわかりやすく説明することを心がけています。
最近はあまりにも使わな過ぎて専門用語を忘れてしまいそうになってるダメPTです(;’∀‘)
話す相手によって会話の視点を調整する
子育てを通して子供との会話するっていうのはすごくコミニケーションを鍛えることになるのではないかなと感じています。
小さな子供に理解できるように説明することができれば、あらゆる年代の人に理解してもらえることがでます。
話す相手がどの程度の理解を持っている人なのかを意識することでスムーズにコミュニケーションを進めるヒントになります。
会話の視点が自分中心になっていないか。客観的に考える癖をつけたいですね。
そういう面でも子供達との生活、会話はコミニケーションを鍛えてくれるとても大切な時間となりますね!
コミュニケーションを勉強したい!そんな時は!
🆕イベント🆕
講義、ワークショップ、生ラジオ収録(!)という盛り沢山なイベント『コミュセリアル』を名古屋にて開催します。
セラピストの「役にしか立たないコミュニケーション技術」を楽しくぶっちゃけながら学びましょうー!https://t.co/4qTDXzLvhA
— 喜多一馬@コミュセリアルは11/24! (@rehamame) September 12, 2018