育児

子供の聴覚過敏には防音用イヤーマフを使用するのがおすすめ

イヤーマフ

うちの娘(にくっぺ)は5歳の時に自閉症スペクトラム症の診断を受けています。
主な困りごとの1つに聴覚過敏があります。
聴覚過敏の対処法はイヤーマフや耳栓を使って苦手な音のボリュームを下げることです。

しかし、イヤーマフは目立ちますし、日常的に使用することに迷いがありました。
けれども娘がイヤーマフを日常生活や学校で使用するようになると想像した以上にメリットが大きく、もっと早く使用しておけば良かったなと思っています。
聴覚過敏のお子さんを持つ方やイヤーマフを使用しようか迷っている方の参考になれば幸いです。

聴覚過敏とは?どんな症状?

脳には「今自分にとって必要な情報」と「不必要な情報」を振り分ける交通整理のような機能があります。
すべての情報を拾ってしまうと情報があふれてしまい脳の中で情報の交通事故がおこってしまいます。
情報の取捨選択をすることで注意を向けることができたり、1つの物事に集中ができるのです。
発達障害といわれる人たちの中には感覚過敏という症状を持っている人が多いです。

ある特定の光やにおい、音、肌ざわりなどを不快に感じてしまう事があるのです。

うちの娘にくっぺは聴覚過敏の症状があります。
例えば教室で先生が問題の説明をしていたとします。
教室の中には先生の声のほかにも、クラスメイトのひそひそ話す声、隣のクラスの子どもの笑い声、運動場で号令をかける声、扇風機の音など色んな音が出ています。
しかし、今は先生の説明を聞かなければいけない!と認識できれば先生の声に注意を向ける事ができ、他の音は気にならなくなります。
これは脳が音という情報の交通整理を行い、必要な音情報のみに注意を向けるようにしたからです。しかし聴覚過敏をもつ人はこの音の交通整理が上手く行われないということが起こります。
先生の声のほかに色んな音が同じボリュームで聞こえてきたりするわけです。
先生の説明を聞こうと思っていても、隣のクラスの笑い声が気になってよそ見をしてしまったり、運動場の様子が気になって窓の方に見に行ってしまうかもしれません。
色んな音が聞こえてきてしまうので、脳も疲れやすくなります。
苦手な音は個人差があるので、同じ聴覚過敏でもAさんの苦手な音とBさんの苦手な音は全然違っていたりします。疲れがあると余計に大きく聞こえたりということもあります。

↓参考文献

育てにくい子にはわけがある

育てにくい子にはわけがある

  • 作者:木村順
  • 出版社:大月書店
  • 発売日: 2006年03月

うちの娘が苦手な音、聴覚過敏の症状と行動

①テレビの音が大きかったり、話し声が大きい。
こういうことは難聴の方に多いことです。ですので最初、娘は難聴なのかと思っていました。しかし聴覚過敏だとわかってからテレビ以外の色々な音が聞こえていて、テレビの音に注意を絞れないので聞こえづらくて音を上げたり、自分の声が周囲に届いているのかわかりづらいから話し声が大きくなっているのかなと考えています。

②スピーカーから流れるような大きい音、突然鳴り出す音にびっくりします。
びっくりしすぎて泣くこともあります。

ですので、声のかけ方も気をつけます。いきなりコラ!とか怒らないようにしています。
イタズラで後ろからわっ!とやるのもダメです。

③子供の騒ぐ声が苦手です。保育園のお遊戯会では合唱のあいだずーっと耳を塞いで下を向き歌うことができませんでした。
小学校では教室で子供たちが騒ぐ声や合唱の声が気になってしまいます。

聴覚過敏には個人差がありますし、それぞれ苦手に感じる音は異なってきます。
疲れている時はいつもより大きく聞こえてしまうこともあるようです。

イヤーマフってどんなもの?

見た目はヘッドホンのような形をしています。
値段もそれほど高くなく安いものだと1000円代から購入できます。
娘はコレのピンク色を持っています(*´ω`*)

学校の中はけっこう騒がしい

親が学校に行くのは授業参観などの行事があるときがほとんどです。
娘は入学して初めての参観日の時、緊張からパニックになってしまい席を離れて、廊下で見ていた私に抱き着いて離れなくなってしまいました。どうしても教室に戻ることができず、先生の許可をいただいて次の授業も一緒に教室の中で見守ることにしたのです。
その時に気づいたことは学校は予想以上に騒がしい空間だという事。
特に休み時間が始まるとそれぞれにおしゃべりを始める声、遠く離れた友達を呼ぶ声、大きな声で走り回る子がいたり。教室や廊下にはいろんな音があらゆる方向から聞こえ、共鳴して響いているのです。
こういうことは普段の学校生活の中に入り込んでみないとわからないことでした。
娘に色々と聞いてみると学校内の音や声がかなりストレスに感じている様子だったので、担任の先生に相談してイヤーマフを学校に持っていくことを許可していただきました。

イヤーマフを使用するようになってよかった事

聴覚過敏,イヤーマフ

苦手な音に対するストレスが減り、教室を出ていく回数が減った

入学してしばらくは慣れない環境が続いたこともあり、しばしば教室を出ていったり、泣き出したり、机を教室の後方に目一杯下げてふさぎ込んだりしたそうです(;’∀’)
徐々にその回数は減ってきているようで、イヤーマフを使って音に対するストレスをカットできるようになったのも大きいかと思います。

持ち運びやいつ使用するかなど自己管理できるようになった

普段はつけておらず、音が気になるときに自分でつけ外しをして使用しています。子供でも簡単につけ外しができます。自分には必要なものだと思っているようで、教科書やプリントを忘れてもイヤーマフは忘れずに持っていきます(;’∀’)
担任の先生も娘の苦手な音がどんな音なのかを把握するのに役立っているようです。

イヤーマフを使用するデメリットは?

サイズが大きくて目立つ

見た目はヘッドホンみたいなので、イヤーマフを知らない人からすれば音楽でもきいているのかな?と思うかもしれません。
少し前にTwitterで話題になったのですが、聴覚過敏でイヤーマフを着けて外出していた子どもの保護者が、居合わせた人に
「音楽ばかり聴かせてないで、会話しなさい。」
と言われてしまったそうです。
その親御さんはもっと理解が広まって欲しいとTwitterでつぶやいたところ、たくさんのリツイートがありました。
もう少し娘が大きくなったらこういったデジタル耳栓もいいなと考えています。

荷物が増える

娘が愛用しているイヤーマフは折りたためますが、それでもリンゴくらいの大きさがあるので少々かさばります。学校にはきんちゃく袋に入れて、ランドセルにぶら下げています。給食袋を2つ持っているような感じです。
それでも忘れん坊の娘が1度もイヤーマフを忘れていったことはないので、自分には必要なものだと認識しているのでしょう。

他の子の目が気になる?

結論から言うと大人が思うより子供の方が柔軟に受け入れてくれました。
最初こそ珍しそうにみられたようですが、先生にお願いして
「目が悪ければメガネをするのと同じで、にくっぺさんは苦手な音を聞き続けるとしんどくなってしまうのでイヤーマフを使っています。」
とクラスのお友達には説明していただきました。
今ではあたりまえの光景になっており、クラスメイトからは特に何も言われないそうです(笑)

見た目にはわかりにくい聴覚過敏。

街中でヘッドホンをつけて歩いている人も、音楽を聴いているかもしれないし、雑音をカットするためにつけているかもしれません。

音楽会で歌わずに下を向いたり耳を塞いだりする子がいたら、ふざけてるいようにみえるかもしれません。けれども、もしかしたら苦手の音にじっと耐えているのかもしれません。

聴覚過敏という症状があること、行動には色んな理由があるということをたくさんの方に知ってもらえると嬉しいです。
そしてイヤーマフはテクノロジーとファッションの力でもっとカジュアルでおしゃれで気軽なアイテムになって欲しいと思います。

聴覚過敏を知らせるシンボルマークができました。

Twitterがきっかけでできたシンボルマークがコチラ。
色々な種類が無償でダウンロードできます。

コチラ↓から無償でダウンロードできます。
株式会社石井マーク

 

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