雑記

Red 島本理生 大人の読書感想文。妻に読ませたくない本?! 

Red

Red

  • 作者:島本理生
  • 出版社:中央公論新社
  • 発売日: 2017年09月22日

 

あらすじ

夫の両親と同居する塔子は、可愛い娘がいて姑とも仲がよく、恵まれた環境にいるはずだった。
だが、かつての恋人との偶然の再会が塔子を目覚めさせる。
胸を突くような彼の問いに、仕舞い込んでいた不満や疑問がひとつ、またひとつと姿を現し、快楽の世界へも引き寄せられていく。
上手くいかないのは、セックスだけだったのに。

背表紙・解説より引用

濃い、濃い、濃いいいいい!!!! 非常に濃厚な本でした。

胃もたれしそうなほど。

けれど読み出したらとまらない感じです。

そして官能的な表現が強めです。

危なげな泥臭さのなかにどこか透明な純粋さも感じる不思議な後味でした。

 

良妻賢母に呪われた女性の生きづらさ。ただの不倫物語ではない。

この一夫一婦制という結婚制度がある日本においては不倫はタブーです。

離婚する時の正当な理由になります。

もちろんそうなのですが、この物語を読んでいるともう一方で塔子に感情移入してしまう部分も多くあるのです。

家事育児に非協力的、セックスレス、女じゃなく母親であることを求められる日々。
自分の時間も持てず、自己実現すらままならない。

表向きは良妻賢母を演じ、夫は幸せな家庭だと思っている。
その一方で妻の心は疲弊し夫婦の心の繋がりは非常に脆くなった状態。

そんな時、かつての恋人が現れる。

身体の相性抜群、心が苦しい程燃えるような恋愛をした思い出が嫌でも蘇り、突っぱねても突っぱねても強引にあの頃に引き戻されたのなら。。。

はてさてどこまで崩壊せずに持ちこたえられるのか。。。

結婚は恋愛の延長ではないのか

恋の賞味期限は3年とも言われていますが、恋をしている間はパートナーの全てが良く見えるのです。

恋心は魔法のようなもの。

魔法が解ければ正直恋のドキドキなど少なくなってしまいます。

好きだから、家族だからでは尽くしきれない、許せない事もたくさんあるわけです。

それはパートナーお互いにそうなのであって、どちらか一方が耐えていてはいつか歪みが起こってきます。

僅かな歪みに目を逸らして我慢していくうちに、どんどん歪みは増していき後戻りできなくなることもあるのです。

近い存在だからこそ丁寧に丁寧に向き合ってお互いの価値観を確認して尊重していかなければならないと感じています。

映画化が決定してます

夏帆&妻夫木聡、濃厚ラブシーンに挑む!問題作「Red」映画化で初共演

公開は2020年2月。
楽しみです!!

誰にも言えない裏の感情があるからこそ表面的な幸せが保てている、そんな人が実は多いのかもしれない…。

男性が読むともっと恐ろしく感じるかもしれません。

あなたの妻は大丈夫ですか?

勇気ある既婚男性、ぜひ手に取ってみてください(笑)

 

Red

Red

  • 作者:島本理生
  • 出版社:中央公論新社
  • 発売日: 2017年09月22日

 

 

 

 

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